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九州独特のお醤油の文化


お醤油は地域性が強く、その地域に根づいた味わいがあります。皆さんがお住まいの地域にもその地域の味があり、その味を下支えしているのが地域のお醤油屋さんだったりします。

『九州のお醤油は甘い』とよく言われますが、そのルーツを知る人は意外と多くありません。諸説ありますし俗説的なものになりますが、今日はなぜ九州のお醤油が甘いのかについてお話します。

ブレンドして味を作ってきた九州のお醤油の文化


一つはお醤油の作り方にあると言われています。九州はベースとなるお醤油に各社で甘味や旨味成分をブレンドしてオリジナルの味を作っているところがほとんどです。現代のようにスーパーマーケットが主流になる前まではお酒やお醤油は自宅に配達してもらうのが主流でした。サザエさんのサブちゃんみたいなイメージです。お醤油の場合はご自宅に配達の際にお客様のお声を直接聞きながら味を微調整して少しずつ地域に根づいた味を作っていったというルーツがあります。その際お醤油の味を微調整するのに色んな味わいのお醤油をブレンドしながら微調整をしていたこともあり、ブレンドをして味を作るという文化が九州に根付いたと言われています。

 

甘いお醤油はこうして生まれたのでは?


時代は江戸時代にまで遡ります。当時、長崎の出島から日本の商品は海外に輸出されていたそうですが、その中でもお酒やお醤油は特に”花形的な存在”だったそうでコンプラ瓶(写真参照)に入れてたくさん輸出されていたそうです。当時のお醤油は価格も決して安くなくお酒と変わらないほどでした。一方で海外からはお砂糖が輸入品として出島から日本に入ってきて日本国内に流通していました。九州は全国的にも砂糖が手に入りやすかった地理的な要因もあり、甘いお醤油の文化が根づいたのではないかと言われています。

当時お醤油輸出に使用されていたコンプラ(金冨良)瓶